待ち合わせ場所にやってきたその女性は、私と目が合うと、ものほしそうな上目づかいで私を見つめてきました。色目を使うとはこのようなことを言うのでしょう。顔は丸く目はとろんとたれ下がり、微笑を浮かべた表情はいかにも男が好きと言ったオーラを出しています。
この女が一部で評判になっている「たかりの江梨子」か、どうたかってくるんだろう、私は興味深々でその女をまず喫茶店に誘いました。その女のことは友人数人から聞いてました。「誰とでもやる女」「すぐやらせる女」、ただ、食事に連れて行け、ドライブに連れて行け、寂しいから今すぐ来い、などと何かとたかられるそうです。普通につきあい始めた男も、その自己中心的な性格についていけず、ノイローゼになりかけた人もいるとか。
そんな女を嫌う人は男女を問わず何人もいるとか。そしてその中の1人が私に「一度やってしまってくれ」とその女が時々使っている出会い系サイトを教え、頼んできたのです。メールを送ってから会うまでは簡単でした。「どこにでも連れて行ってあげるよ」とそれだけで江梨子と会う約束をとりつけることができました。喫茶店でお茶を飲んだ後、バーに連れて行き、酔わせて口説くと私にしなだれかかってきました。簡単だなと思い、ホテルで何度もセックスして眠らせた後、ベッドに放置したまま私は1人でホテルを出ました。